双子様の恋愛
初夜?
◎疾風



俺は莉乃と早めに帰宅。




奏汰さんも楓さんも仕事みたいで家には誰も居ない。




今日のショーを見て、惚れ直した。




だって、莉乃やばいくらい可愛かったから。




プロだなって思った。





「疾風〜♪」





でも、この莉乃は俺だけの莉乃。




膝に座った莉乃を抱きしめた。





「莉乃かわいかった。」

「ホント?」

「ん。キュンきた…。」

「やった♪」





そう言った莉乃は嬉しそうに笑った。




かわいいな、なんて思ってた隙に…




莉乃からキスされた。





あのね、莉乃チャン…。




俺だって我慢してんだよ?





「莉乃に誘われてる…。」

「誘ってる。」

「マジ?」

「ねぇ、莉乃が子供だからダメなの?」





莉乃は大人でしょ。




充分ね。





「違う。莉乃が大事なだけ。」

「でも…」

「今焦りたくない。ちゃんとメシ食って風呂入ってそれから。」

「なんか…照れる。」




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