双子様の恋愛
それから2人としばらく話してから、全員部屋に戻った。





明日は文化祭二日目だけど特にやることもないからサボる。






仕事だし。







で、そのまま寝て起きたら昼の時間。





仕事は午後からだから大丈夫。







「あ。」





ケータイを開くと菜架から何件かメールはいってた。





今日行かないって言ってなかったかも。






とりあえず電話。







「もしもし。」

「ら、來堵!?芽衣ちゃん、來堵拉致されてなかったよ!」






拉致…?




電話の向こうで芽衣のあきれた声が聞こえる。





バカすぎる…。






「菜架。俺仕事もあるから今日いかねぇんだわ。言うの忘れてた。」

「そ、そうなんだ?あ、なんか声掠れてる気がしたんだけど大丈夫?」

「あぁ、寝起きだから。」

「今仕事なんじゃないの!?」

「午後から。」





電話なのにこんなかすれ具合の違いわかるのか、菜架は。





かわいい奴…。





お前がカワイイから無茶振りすることになるんだからな?






「菜架、今から家来い。」

「いい今から!?」

「走れ!」

「はい!!??」




それだけ聞いて電話を切った。




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