双子様の恋愛
「疾風!てめぇ莉乃から離れろ!」

「あ、弘さんおかえりー。」

「弘くんうざい!!疾風は莉乃の彼氏だからいいの!」

「來堵は菜架と親の前でベタベタしねぇぞ!」

「一緒にしないでよ!來堵なんか、一年以上経ってもチュー止まりなんだから!」

「え…。來堵…それは男として心配だぞ?大丈夫か?」

「うるせぇな!ほっとけ!つーかいつから俺の話になってんだよ!」






弘くんが來堵に絡み始めたから部屋に逃げよー。





そう思って疾風とリビングを出ると、咲樹菜ちゃんとバッタリ。







「おかえりー。」

「咲樹菜さんおかえり。」

「ただいま。部屋?」

「うん。弘くんうるさいから來堵に押しつけてきた。」

「はぁ…。いつになったら慣れるんだか。奏汰さんと楓さんは?」

「まだだよ。」

「そっか。」

「はやく弘くんなだめてよ。」

「はいはい。」





ほんとうちは賑やかだ。




…あ。





今日は芽衣のこと考える日だった!!





それで虎のこと聞いたんだった。







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