双子様の恋愛
「いつなの?」

「ん~明後日だった気がする。」

「莉乃がおこしてあげよっか?」

「まじ?」

「嘘。」

「なんだ、それ。まぁ、疲れてる莉乃にはちゃんと寝てほしいから。」







そういうの自然と言っちゃう疾風が大好き。





でもそれで勘違いする女も出てくるからね…。







疾風ってさぁ、







「モテ要素あるからむかつく!」

「は?」

「ギャップでしょ?優しいし。なんかとにかく良い人だし。」

「莉乃ちゃーん?」

「心配。」






今まで彼氏の心配なんてしなかったのに。






莉乃から離れてく奴なんかいらないって。







でも疾風がいなくなるのは耐えられない。






これがほんとの好きだって今さら学んだから、過去に後悔とかちょっとしてるんだよ?






でも昔のあたしがいなきゃ、疾風とはこんなふうになってない気がするから…。






それはそれで、良かったのかも。






…なんか莉乃大人になった。





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