双子様の恋愛
着替えて帰る準備。





朝から疲れた。






「じゃあ、お疲れさまでした。」

「えっ、あっ、し、白神さん!えっと…お茶!お茶飲んでいきません!?」

「そうですよ、飲んでいってください!」

「え?大丈夫です。じゃ…」

「はい!あ、ここで座って飲んでください!」







なに、これ。





なんで引き留められてんの?





しかも男のスタッフばっかだし。







「あの、これ、何ですか?」

「…理由は…聞かないでください。」

「ほんとに申し訳ないです。」






訳あり?





お茶さっさと飲めばいいかな?






一気に飲んで帰ろうとした。






「あっ、待っ」

「白神さぁん!」

「はい?」





甘ったるい女の声がした。





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