双子様の恋愛
まだ時間あるし、疾風に電話してみよっかな。





出れるかはわかんないけど。






「はい」





かけてみたら、疾風はちょうど出れたみたい。






ラッキー♪







「今練習中だった?ごめんね」

「全然大丈夫だけど…青木佐江になんかされたのか?」

「ちがうよ、これから収録だし。」

「そっか。」

「まだ来てないし時間あったからかけてみたの!」

「カワイイことすんなよ。」







疾風の声が聞けて大満足♪







「ん、そろそろ行く。」

「あ、うん。練習頑張って!」

「莉乃も頑張って!あ、なんかされたら言えよ?ったく、会社員のくせに…」

「うん、わかった。じゃあね!」







幸せタイム終了。





充電完了。





予定時間の1分前に入ってきた青木佐江。





なんか…イラッ。







「あの…青木さん、もう始めていいですか?」

「…いいけど。」

「はい…。莉乃さん、よろしくお願いします。」

「はい!」






なにアイツ。





嫌い。





あの人もなんで低姿勢なんだろ。






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