双子様の恋愛
夜中、喉が乾いてリビングに行くと、弘さんがいた。








「弘さん。」

「おう。」

「弘さんって今はバラエティーとかも出てたよね?」

「あぁ。」

「アナウンサー…。」

「青木佐江だろ?会ったことある。ってか迫られたし。俺嫁いるからみたいな。」







人の男に手を出すのが趣味なのか?







咲樹菜さんに勝てるとでも思ったんだろうか…。






まぁ、莉乃に関しても莉乃に勝てるわけないけど。








「まさかお前にまで手を出そうとするとはな~。趣味悪いな。」

「それ弘さん自分のこともけなしてるし。」

「そっか。はは!」

「で、莉乃がケンカ売っちゃったみたいで。」

「はぁ?青木佐江にか?やるな~。」

「いやいやいやいや。」







弘さんって暢気なのか余裕があるのか…。








「大丈夫だと思う?」

「青木佐江はな…調子乗ってんな。芸能人ぶって。他のスタッフの弱み握って操ってるとか聞くけど。」

「そんな話入ってくるんだ…。こわ…。」

「まぁ、お前が守るんだろ?」

「そうだけど…。今莉乃はタレントとかもやってるから。心配で。」

「大丈夫だろ。俺の娘だし。」

「大丈夫な気がしてきた。」









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