双子様の恋愛
「來堵!!って…お取り込み中だった?」





俺たちがいた談話室に、莉乃が勢いよく入ってきた。





心配になって菜架を見ると、驚きで石化。





お前…同じ事務所のモデルだろ…。






「いらないこと言うな。で、なんだよ?」

「あ、そうだった。今日も疾風とお話するからご飯いらない!!弘クンたちにも言っといて!!」

「自分で言えよ。」

「弘クンうるさいもん。」

「めんどくさい。」

「來堵ー!!お願いー!!」






許したらダメだよな?




それが莉乃のためだよな?





莉乃の顔を一瞬見ると…






「…わかった…。気をつけていけよ。」

「はぁい♪」





昔から莉乃には甘いんだ、俺…。






「あ、菜架リンごめんね。來堵とのラブラブ邪魔して!!」

「ららららラブラブ!?めっそうもない!!どちらかと言えば…ガミガミ?」

「あははは!!」





俺がいつガミガミ言ったよ…?




莉乃も笑いすぎだろ。






「あは…。あたし、莉乃。來堵の双子の妹!!よろしくね。」

「よ、よろしく!!」





なんか莉乃に気に入られたらしい。





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