双子様の恋愛
次の日、菜架と事務所に行って台本をもらった。
「俺莉乃と双子のまんまじゃん。」
「名前は違うんだね!」
「同じで良くね?」
「あたしは…クールな一匹狼だって!」
「ぶっ!」
「な、なんで笑うの!?」
「おまっ…菜架がクールな一匹狼って…笑えるに決まって…!」
あー笑った笑った。
ここまで爆笑したのは久しぶりじゃねぇかと思うくらい笑った。
「そういえばお前演技とかできんの?」
「わかんない。なにぶん初めてなものでして…」
「俺もわかんね。」
「來堵も?」
「ん。」
「同じだね!!」
…
それはずるいよな。
心配になる。
本人は無自覚。
たち悪いよな。
変な虫が寄らないように、俺頑張る。
「俺莉乃と双子のまんまじゃん。」
「名前は違うんだね!」
「同じで良くね?」
「あたしは…クールな一匹狼だって!」
「ぶっ!」
「な、なんで笑うの!?」
「おまっ…菜架がクールな一匹狼って…笑えるに決まって…!」
あー笑った笑った。
ここまで爆笑したのは久しぶりじゃねぇかと思うくらい笑った。
「そういえばお前演技とかできんの?」
「わかんない。なにぶん初めてなものでして…」
「俺もわかんね。」
「來堵も?」
「ん。」
「同じだね!!」
…
それはずるいよな。
心配になる。
本人は無自覚。
たち悪いよな。
変な虫が寄らないように、俺頑張る。