双子様の恋愛
「そりゃ、恋よ!!」

「ここ恋!?」





我が家に帰ってから姉に相談。




3歳上の園崎彩矢、通称・姉は、良き相談者。





まぁ、ケンカは絶えないけど。




來堵と莉乃ちゃんみたいな仲良しじゃない。






「恋…とは?」

「だから、好きなんだって!!來堵様のことが!!」

「うっそぉ!?」






好き?




あたしが?




來堵を?





「おお鬼ですよ?」

「あんたMじゃん。」

「かか勝手にチューですよ?」

「嬉しかったならいいじゃん。」






そんなもんなの!?





でも、あたしは…來堵にとってはただの手のかかる極悪面モデルで…。




なんでチューかはわかんないけど、あれは特別な意味じゃないんだ。





自分でそう思っておいてズキズキする。






「あたし…來堵が好きみたいです。」

「だから、そう言ってんじゃん。」





園崎菜架。




一応、初恋だけど…





無謀な恋をしてしまいました…。






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