双子様の恋愛
「疾風、会うことにしたってね。」

「うん…。」

「莉乃が不安になってんの?」

「うん…。」

「ダメじゃん。」







咲樹菜チャンは莉乃の目を見てる。







真剣な顔。








「莉乃は一番疾風を信じて待たなきゃ。ね?」

「でも」

「それが難しいなんてわかってる。でもあたしや弘夢も不安だけど…疾風を見守る。莉乃も、頑張って。」

「…がんばる。」







がんばるけど…。







咲樹菜チャンは心配そうに部屋を出ていった。







とにかくもう寝よう。






明日はきっと大事な日になるから。








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