双子様の恋愛
ここは知ってる。





俺は入ったことないけど、たまに親や里親が見つかった奴が入っていった。








「疾風。着いたみたい。…いい?」

「はい。」








結局来ないかもしれないって心のどこかで思ってた。






けど…来たらしい。








「じゃあ、呼んでくる。」








深呼吸。





落ち着かないとな。








「こちらへどうぞ。」






先生の声が聞こえた。






「疾風…?」

「…あんたが母さん?」

「覚えてるわけないか…。」







母さんと名乗る人は、思ったより若い。




まぁ…キレイだと思う。







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