双子様の恋愛
ほんとに用なんか一つもない。





絶対言わないけど、俺だって声聞きたいとか思うんだ。









「寝てたのに悪かったな。」

「ううん!」

「じゃ、おやすみ。」

「ま、待って!嬉しかったよ!!」

「…じゃあな。」

「おやすみ!」









喜んでるのは声でわかる。






でもまだ、だな。





多分、埋まってない。








とりあえず、夜中だし。






もう寝ようか。






その前にのど乾いた。






「…疾風さん?」






リビングに下りたら疾風さんがいた。






「來堵くん?」

「寝ないんすか?」

「寝たい気持ちは山々だけどね。」







まじでなにがあったんだろう…。





聞きたい気持ちはやっぱり押さえるしかない。






さて、寝よう。






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