双子様の恋愛
*疾風




体だる…。





また風邪か。






だけど熱なんて計ったらみんなにまた心配かけるし。







もういいや。







「行ってきます。」

「疾風?はやいな。」

「はは!いってきます!」

「は?あっ、まさかお前熱!」







バレないうちに出ようとして弘さんに見つかったから逃げ。







どうやら俺はこの家の人間には嘘をつけないらしく、隠しても気づかれるから。








そしてまっすぐ陽のとこ。







「なんだよ、こんなはやくに…。」

「そこまではやくもないじゃん。」

「うるせぇ。」







だけどこの人が一番隠し事出来ない人なの忘れてた。







「…お前…今日練習行く気?」

「うん。」

「バカ。」






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