双子様の恋愛
玲子は母親と話したみたいだけどうまくいかなかったらしくて、俺に連絡してくる。







玲子とは何もない。






ただ協力してるだけ。






友達として。






それは玲子もわかってる。







菜架と別れたことは言ってねぇけど…。









「來堵。」

「よっ。」

「あの…モデル仲間から聞いた。彼女と別れてたんだね。あたしのせい?」

「わかんねぇ。でも気にすんな。俺は友達に協力してるだけだから。」

「…うん。」

「で、どう?」

「…………本当に…やばいかも…。」

「は?」

「あの男に余計なこと言ったら殺すって言われた。あたしのしてること解っててくぎさしたんだと思う。」

「まじか…。」






こうやってやってたら、考えるのはどうやったら玲子を助けられるか。






だけど…。






「ほんと、毎回ごめんね…ありがと。」

「いいから。」

「じゃあね。」

「あぁ。」






それが終わると頭の中は菜架でいっぱい。






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