双子様の恋愛
「ちょっと聞いてけよ。」

「なに、きもいんだけど。」

「お前優しさってないの?」

「芽衣には優しい。」






こいつ…ひでぇ奴。






次の日、廊下でたまたま虎を見つけれたから拉致。






芽衣とは順調なようで良かったな…。






「どーせ菜架のことでしょ。」

「まぁ。」

「別れなきゃ良かったのに。」

「自分でもよくわかんねぇ。」






とりあえず、いろいろ話してみた。





莉乃にも誰にも話してなかった。







「なにそれ。意味わかんない。來堵も菜架もそれで悩んでるとかバカみたい。」

「お前なぁ…。」

「別にいいけどさ、それで後悔ばっかして進めないならなんの意味もなくね?」






痛いとこつかれる。





「てゆうかさ、ほんとに玲子って人となんもないの?來堵はただの友達としかほんとに思ってないの?」

「もし他に気持ちがあったとしたら罪悪感とか…そういうやつ。菜架とは別。」

「ふーん。ま、別れてる今そんなこといってもねー。」

「まじで血も涙もないな、お前…。」






グサグサ刺してくる虎。






だけど少しだけ楽になった。





どうしたら忘れられるかなんて答えは出てないけど。







「來堵さぁ、信用ないとか以前にほんとに菜架のことわかってんの?」

「あいつが言わないから。」

「あっそ。」 







虎にしては、良いことをかなり言ってくれた。





これで答えに近づきたいけどな…。






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