双子様の恋愛
*疾風



ハマった。




完全に莉乃にハマった。




抑えきれなくてキスした日から、莉乃を呼んではキスだけしてる。





カワイイんだ…。






「疾風ー。飲み行かね?」

「飲み…?行く…。」






親友の田所 陽。




中学からずっと同じチームで、超天才コンビなんて言われてる。





私生活でも気の合う親友。




そんな陽には、莉乃のことは話してある。






入った居酒屋でその話し。





「莉乃にハマった…。ヤバイ、超好き…。」

「へぇ。いいじゃん。」

「良くないよ…。」

「お前はさ、生い立ち的にも好きな人作ろうとしなかっただろ。だから、いいんだよ。俺は嬉しいけど?疾風が本気の女見つけて。」





陽…!!




俺を最大限に理解してくれる陽。




他の奴とは全然違う態度で俺と対等に付き合ってくれる。





「陽クン大好き!!」

「キモいキモい。」






にしても…俺はこれからどうすんだ…。





いつまでも、莉乃をこんな扱い出来ない。





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