双子様の恋愛
次の日。





今日は玲子にあわなくていいと思うとほっとする。







「じゃ、行ってくる。」

「はいはーい!」






やっぱ莉乃が怪しい。





ほっとくけど。






そして着いた病院。







「疾風さん。」

「あ、來堵くん。いらっしゃーい。」

「久しぶりです…」

「そうだね!」

「ほんとは一回来たんですよ?でも怖い顔してて、話しかけても聞こえてなかったみたいだったから。」

「そうなの?ごめんごめん!」







良くなったみたいで良かったけど。








「で、來堵くんは大変そうだね。」

「どこまで知ってるんすか?」

「全部?莉乃が知ってるとこまでは。」

「俺…今玲子って奴とつき合ってるんですけど…気持ち入ってないし、なにしても同情しか出来なくて…」







疾風さんに玲子とのこと、気持ちを素直に話した。





話してるだけでも自己嫌悪。






こんなに自分を見失ったことないと思う。






こんなに誰かを好きになったことがないから?








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