双子様の恋愛
それぞれの出会い
*來堵



「いきなり呼び出してごめんね♪」

「いいよ、神楽チャン。」




事務所の社長である神楽チャンは、俺の祖父母の奏汰クンと楓の時代から仲が良いらしい。





神楽チャンは若い。





見た目も実年齢も。






「で?なんで呼び出されたの?」

「実はね、この子の教育係頼みたくて♪」






神楽チャンが指差したソファーには女が座ってた。






うわ…顔ちっさ…手足長…カワイイ…。





「そ、そそ園崎菜架です!!」





は?



誰コイツ?





さっきまでカワイイと思ってた女はいきなり極悪面になった。






「…なんで、いきなりそんな顔になんだよ!?」

「ほ、微笑んだだけです…。」





微笑み!?




あれが!?





日本語を理解してないのか、コイツは!?






「菜架ね、何もしてないときはモデルとして、パーフェクトなプロポーションなんだよね♪」

「何も…してないとき?」

「そう!!笑おうとすると、さっきみたいなヤクザもビックリの顔になっちゃうんだよね〜!!」







神楽チャン…なんか楽しんでる?



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