双子様の恋愛
待てって言っても莉乃逃げるし、女は離してくれないし。





だけど何とか女を振り切って莉乃を追いかけた。





俺から逃げ切れるわけないよね。






やっと莉乃に追いついたけど、目ぇ見てくんないし。





まぢアイツ殺す!!





「部屋…来てくれる?」

「彼女に悪い…。」





彼女?




完全に誤解してるよね?





「彼女なんかいないから!!とりあえず話聞いて?」

「う…ん。」






良かった…。




莉乃の手をひいてマンションまで戻った。




まだいるし…。






「疾風!?その子誰!?」

「アンタに関係ないよね。はやく違う男探してくんない?迷惑。俺よりウマイ奴なんかいっぱいいるから。」

「えっ!?」






莉乃も何となくこの人がどういうのかわかったみたい。





だけど、ちゃんと説明したい。





部屋に入って莉乃にりんごジュースを出した。





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