双子様の恋愛
「莉乃も…」

「え?」

「莉乃も疾風が好きだよ。大好き。まぢ好き。だけど疾風は大人の余裕があるし…。不安だったよ。」

「うん、ごめん…。」






俺は莉乃の背中に手をまわして抱きしめた。





細いな…。





なんかこう…離したくない…。






「ねぇ疾風。」

「なに?」

「莉乃は疾風の彼女?」






いきなり!?




涙声なのがかわいくて…。





「そ。彼女。」





そう言って軽くキスをした。





嬉しそうに笑う莉乃。





なんてカワイイんだ!!







って、ほのぼのしてたら…




「疾風ー。お前のファンがこれお前に渡せとか迷惑ぶちかまして……き…た…。あれ、猫?」





いきなり来た陽は、嫌そうな顔で入ってきて、驚いた顔になった。





…ってか猫って!!





確かに莉乃は猫っぽいけど…。







「猫じゃないもん。莉乃だもん。」

「あぁ、疾風が夢中の。」

「おい、陽!!」

「あ、この人が陽さん?イケメン〜!!」

「そりゃどうも。」






陽が来たらいろいろややこしい!!





そのあと、俺が陽と莉乃に挟まれて苦労したのは言うまでもない…。







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