双子様の恋愛
疾風だ♪




慌てて玄関のドアを開ける。






「いらっしゃい♪」

「おじゃまします♪」






自分で言っちゃうけど、莉乃たちラブラブ。





まだキス止まりだけど、とにかくラブラブ。






「來堵がね、疾風のファンで会いたがってた。」

「まぢ?絶対俺より來堵くんのがイイ男なのにね。」

「疾風もイイ男だよ?」

「莉乃の言われると照れるね〜。」





全っ然ダメ!!




疾風って自分のことわかってない。




だって自分はイケメンじゃないとか言い出すし。




まずその時点でわかってない。





あと、今までの成績は陽さんのおかげだとか。





陽さんも言ってたもん。




疾風はまぢで天才だって。





「もっと自分に自信持ってよ〜…。」

「なんで?」

「悔しいじゃん。疾風本人が認めてないなんて。」

「俺は莉乃が俺を認めてくれたら充分♪」

「疾風…。」





見つめ合って、キス。




ラブラブ〜♪




ここリビングだけどね!!





さっきまで考えてたこと忘れちゃった♪





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