双子様の恋愛
仕方ないから、学年で最下位争いをしている頭を使って考えた。





で、悩んだ末に出た答えは…。







「ら、來堵!!」

「なに?」

「う…ううウチ来る…?」






言った瞬間、來堵の足が止まった。





え、あたしヤバイこと言った?






あたしを路地裏に引っ張り込んだ來堵。






何故かあたしをジッと見てる。





照れるんですけど…。






「…本気?」

「うん。なんで?」

「両親はいる?」

「わかんない!!けど、姉ならいるよ。」

「…あのさ、彼女の家に行くって結構重大なワケ…。」

「?」





來堵はなんで緊張してるの?




なんもしてないよ?






「はぁー…。もういい。いつかは行かなきゃだし、半年たつし。そろそろだよな。」

「なにが?」

「挨拶だろ、挨拶!!うっとうしい!!」

「うっと…。」






って、そっか…。




挨拶か!!





確かに…緊張かも…ね。






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