双子様の恋愛
「ただいまぁ!!」

「あ、菜架おかえり♪ご苦労様〜!!」





菜架が買ってきた飲み物を姉ちゃんは冷蔵庫にしまいに行った。





菜架が俺の隣に座った。






「?來堵どうしたの?」

「なにが?」

「なんか、嬉しそう…。姉となに話してたの?」

「…べつに?」

「えぇ?」





カワイイな♪







「2人が帰ってくる前に菜架の部屋に行ってきたら?」

「でも姉ちゃん1人じゃね?」

「來堵様やさしい!!でも2人の間に入るなんて野暮なことしないわよ♪」






そう言われて2人で菜架の部屋に入った。





「きき、汚くてごめんね!!」





菜架らしい。




全体的に白がベース。




だけど小物がカラフルで、女の部屋ってかんじ。





莉乃の部屋はピンクが主で目に悪いからな。






「適当に座って!!」

「あぁ。」

「ねぇ、姉ちゃんてなに?」

「そうじゃなきゃヤダって言われた。」

「あ…姉!!」






でも妹思いの姉ちゃんだな、とは言わないでおこう。




多分、菜架もわかってる。





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