X'mas☆stories
「さえーっっ!!
早くしねーと遅刻するぞぉっ」
その声であたしは目を開いた。
太陽の光がすけるカーテンを開くと、そこには窓から顔をだしている篤人の姿があった。
「なんだよ。まだそんなカッコしてんのか?」
「うっさいなー。
こっちは気持ちよくねてんのにぃ……
大体あんた、朝から近所迷惑なんだけど。」
「だったらお前が早くおきろ。俺はもう学校行くから。じゃ」
そう言って窓を閉める篤人。
同時に閉めたカーテンの隙間から、篤人が部屋からでていくのが見えた。