X'mas☆stories


家が隣同士なうえに、部屋も並んでいるあたしたちの部屋。


お互いの部屋を行き来するときは、部屋から部屋へとびうつれるくらい、家と家の間隔は狭い。



そのせいもあって、あたしと篤人にとって、玄関は部屋の窓なのだ。



何かと乗り込んでくる篤人は、学校から帰ってくるあたしよりも先に、あたしのベッドの上で寝転がっていることも少なくない。






異性とか年頃とかっていう壁は、あたしたち2人には存在しない。



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