X'mas☆stories
ふと、目が覚めたのはメールの受信音がなってだった。
メールは2件。
「あ………。」
よりによって紅くんとひかりだ。
開きたくない。
その思いを必死に振り払って、あたしは1件ずつメールを開く。
『仕方ないからメールしてやったよ。
バカは風邪ひかないって理屈をひっくり返してくれたね。
とっとと治して、早く学校戻ってきな。
ひかり』
ひかり普通だ。
そっけないとこも、さりげなく心配してくれるところも……
やっぱり、納得いかないよ………。