X'mas☆stories
「高橋。お前また遅刻ギリギリだぞ。
もう少し余裕もってこいよ。倉野はもうとっくに来てたぞ?」
「遅刻はしてません。
それに今日は、篤人にあたしの大切な睡眠時間を邪魔されて、めっちゃ機嫌悪いっス
あんまし、話かけないでください。」
「担任にもっと優しい言葉を使えんのか、お前は」
あきれる担任の声をスルーしつつ席につくあたし。
クールで大人。
落ち着いた雰囲気と切れ長な目。
長いまつげと、黒いストレートの長い髪。
物事を的確についてきて、頼りになる存在。
それがあたしの顔立ちや性格らしい。
間違ってはないと思う。
見た目はみればわかるし、性格も自分でももっと言葉を選べないものかと、考えるときだってある。