X'mas☆stories
次の日。
いやいやながらもあたしは学校へと向かった。
足が重い。
「あ、学校きたじゃん。
家出まだ ぶっ倒れてるかと思ったよ。
あんたの彼氏さんもかなり心配してたよ。」
「う、うん。
風邪って意っても大したこと無かったから。
ごめんね、余計な心配させちゃって。」
「別に。
ただ最近の風邪、ほんと怖いからあんたも気をつけなよ。」
「ありがと。」
いつもと変わらない他愛ない会話。
疑いたくないけど、現場を見ちゃったし、どこにすがり付けばいいのかわかんないよ。
「あぁ。そういえば、日曜日にドタキャンしたプレゼントの話、今日学校早いし帰りどっか付きあおっか?」
「ううんっ。
大丈夫。自分で決めちゃったし、わざわざありがと。」
「あっそう。」