―先輩― だいすき (完)




「やっと、席に座れたね!」



「うん!」



もう席に着く頃には普通に敬語じゃなく、喋れるようになっていた。




これでまた先輩近づけた気がした。




「じゃあ俺はおすすめの、ショートケーキから食べよっかな。」




「私もショートケーキから食べる―――!」



――――――――

それから時間制限いっぱいまで、ケーキを食べた。




先輩が甘いもの好きとか意外だな。




先輩の意外な一面も見れて私はすごく嬉しかった。



帰り道。
もう夕暮れになっていた。


「おなかいっぱ――い。」


「お前めっちゃ食ってたもんな!」




「いやいや、先輩の方が食べてたよ!」





「――………」




いきなり黙る先輩………



何?私何かしちゃったかな?




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