―先輩― だいすき (完)





一瞬険悪な雰囲気が流れた。





「あっ………ごめんなさい。そんなつもりじゃなくて………」






「寒いから中入ろか。」






「はい。」




駅の中は外とは全然違ってすごく暖かかった。





中にあるベンチに座った。




怒ってるのかな?




先輩が何を考えてるのかが分からなかった。





「今日呼び出しちゃったのはさ、これ渡したくって」




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