気分 短編





今、分かった…



私…いつのまにか彼に恋してた…。




「ごめんなさい。
でも…ありがとう。

大切なコトに気付かせてくれて。



“好き”って勇気を振り絞って言ってくれて。」



私が笑顔でそう言うと、


相手の子も笑った。





私は走った。



彼のもとへ。




どこにいるか分からない、名前すらも分からない彼のもとへと。



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