Sweet Sweet Christmas
はると俺の視線がぶつかる。
久々の…こんな距離。
案の定、揺らぐはるの目線。


「はる?」

「無理無理無理!!近すぎる!!」

「え?」

「ただでさえ久しぶりに二人っきりで、なんだか落ち着かないのに無理っ!!」

「落ち着いてよ。もう何年も一緒にいるのに…。」

「だって無理なんだもん!!
家族みんなで一緒にいることには慣れたけど…家族としての陽には慣れたけど…っ…
その…好きな人としての陽には…一生慣れないもん…。」


そんな可愛いこと言われると…こっちとしてもたまんないんだけどな…。
ってはるは無自覚だろうけど。


「じゃあ一生俺にドキドキしてくれるってこと?」

「へ?」

「え?そういう解釈で間違ってないでしょ?」

「…えっと…あー…多分…。」

「多分って何?そこは自信を持って言ってほしかったんだけど。」

「あーもうやだっ!!陽ばっかりずるいっ!!」

「え?何が?」

「陽ばっかり余裕があってずるい!!」

「そんなこともないけど?」


俺はもう一度強く抱きしめた。



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