Sweet Sweet Christmas
「聞こえる?俺の心臓の音。」

「え?」

「…よーく聞いてみて?」

「…。」

「速いでしょ?はると同じくらいにね。」

「ホント…だ…。」

「だから俺もはると同じだよ?
いつだってはるの可愛さにやられっぱなし。時間をどれだけ重ねてもね。」

「でも、陽の方がゆとりがあるように見えるっ!!」

「ホント?それならいいけど…。」

「良くないってば!!」

「なんで?」

「なんでもっ!!」



舞い降る白い雪。
俺の隣には君がいる。




「今年のクリスマスも…幸せだな。」

「え?」

「はるの隣にいられれば、いつだって幸せだなって思って。」

「…バカ…。」




*『君の隣、白い雪』END*

< 20 / 65 >

この作品をシェア

pagetop