Sweet Sweet Christmas
* * *

「はい、お給料。」

「ありがとうございます。」

「なんだか元気ないわね…って無理もないか。
あれから彼女とは会ってないの?」

「あー…はい。でも大丈夫です。」

「頑張ってね、晴輝くん。せっかく彼女のために頑張ったんだから。」

「…はい。ありがとうございます。」

「それはそうと…晴輝くん、大学入ったらまたここでバイトしない?
あなたの働きっぷりには感動したわ!!」

「…じゃあ考えておきます。」

「良い返事を期待してるわ。それじゃあ頑張って。」

「ありがとうございました。お世話になりました。」


そう言って俺は頭を下げた。
そして外へと飛び出し、あの店を目指す。












「愁!!出来てるか?」


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