Sweet Sweet Christmas
「おーばっちりだって。
んでお前、金できたの?」

「当たり前。
ちゃんと払うよ、44900円。」


俺は封筒に入っていた45000円を渡した。


「はい、じゃあお釣り100円っと…。
ちょっと待っててな。ねーちゃん!!晴輝のやつ、どこに置いてんの?」


そう言いながら奥の方へと入っていく愁。
俺は商品が手に入るのを待つばかり。

…梨亜は笑ってくれるのかな…?
不安な気持ちだけが渦巻く。



「あれー?何その顔。せっかく人が持ってきたのに。」

「ああ、ありがとう。」

「んじゃ晴輝、メリークリスマス!!」

「おう。」



そう言って俺は愁の店を後にした。



ポケットからケータイを取り出す。

< 40 / 65 >

この作品をシェア

pagetop