Sweet Sweet Christmas
「『Ria & Haruki』って彫ってあるんだ…。」

「うん。梨亜のもつけてやろっか?」

「…うん。」


梨亜の背中にまわって首に付ける。



「綺麗…。」


そう言っていつもより穏やかに、優しく微笑む梨亜。
そんな表情を見れるだけで、俺は本当に充分だ。


「良かった。」

「え?」

「久しぶりに梨亜の笑った顔、見れたし。」

「だってそんなの…晴輝が悪いんだもん!!」

「だから…ごめんって。梨亜に内緒でバイトして…。」

「そのことじゃないっ!!」

「え?」

「晴輝は…全然分かってないっ!!」

「な…何が?」

「あたしの気持ち…。」

「梨亜の…気持ち…?」

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