Sweet Sweet Christmas
一番上の星
【聡side】
理沙子と迎える最初のクリスマスが、あと2週間後に迫っている。
「理沙子。」
「なぁに?」
「…なんか欲しいものある?」
「欲しいもの?」
「そう。」
「んー…なんもない。」
「そっか…。」
そう即答されてしまうほどに、彼女には物欲というものがない。
初めてのクリスマスだから、何か…
理沙子の欲しいものをあげたいのに。
「理沙子、出掛けようか。」
「え?なんで…?」
「なんとなく。嫌?」
「嫌じゃないけど…。」
「ほら、コート着て。」
「あ、ありがと…。」
俺は強引に彼女を連れ出した。
どこかへ行けば、何か欲しいと言い出すかもしれない。
理沙子と迎える最初のクリスマスが、あと2週間後に迫っている。
「理沙子。」
「なぁに?」
「…なんか欲しいものある?」
「欲しいもの?」
「そう。」
「んー…なんもない。」
「そっか…。」
そう即答されてしまうほどに、彼女には物欲というものがない。
初めてのクリスマスだから、何か…
理沙子の欲しいものをあげたいのに。
「理沙子、出掛けようか。」
「え?なんで…?」
「なんとなく。嫌?」
「嫌じゃないけど…。」
「ほら、コート着て。」
「あ、ありがと…。」
俺は強引に彼女を連れ出した。
どこかへ行けば、何か欲しいと言い出すかもしれない。