私たちを救った不良少年
香織side
あたしは、一生一人で生きていくと決めたのになんでこうも、あたしは人肌が恋しくなってしまうのだろうか・・・・。
「やっと、来たか。待ってたぜ・・・・・・・。総長・・・・・。」
「俺は(あたし)、もう総長を辞めたんだ・・・・・。その名で呼ぶな・・・。」
あたしは、2年前まではここ薔薇組みの総長をしていた・・・・。
だが、あたしは杏里にこの組から抜けて欲しくてあたしも、同じ時期に抜けた。
「俺たちは何で総長がここを辞めたのか詳しいことを聞かされていません、教えてください!」
はぁ、面倒だが言うしかなさそうだな。
こいつらは、一筋縄じゃいかねぇからな。
「俺が、ここをやめた理由は杏里に普通の高校生としての生活をして欲しかったから。そして、もうひとつはお前らも知ってると思うがあたしの両親は医者と警察だだから、俺は親の面子を消したくなかった・・・・・・。と、思ってたんだけどな・・・・・。」
「どういうことですか?」
あたしの、根性ってこんなに弱かったかな・・・・。