完璧男子
「ちょっと散歩いってくるー」

「もうすぐ夕飯だからね」

「はーい」



 パンプスを履いて外に出た。



 もう夏が始まったころだから少し暑い。



 服は薄着で公園へ歩いた。




 近くの公園に行くと私の学校の制服の人がいっぱいいる。





 たまり場?




 この公園は私が一夜明かした公園。




「あっれー? 笠間さんじゃん!!」

「あー、ホントだー。可愛いー」



 3年生かな…?




 私は180度向きをかえて公園から出る。




「どこ行くの? 一緒に遊ばない?」

「いえ…勉強するんで」

「何の勉強? 俺らが体の勉強教えてあげようか?」

「保健のお勉強ですか?」

「…そっ、そう!!」



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