完璧男子
「…大丈夫です…今回のテストは自信あるんで…」

「テスト……? ぷっ…優枝ちゃん…?ってカワイー…こっちで一緒にしゃべろ?」



 笑って私の背中に手を置いた。


「…ぃ…やっ!!」


 その手を振り払った。


「いたぁ…優枝ちゃん…俺らに逆らうの?」

「そっ。、そういうわけでじゃ…」

「んー、じゃあいいじゃん!! こっちおいで!?」



 手を無理矢理ひっぱられて男の子たちの軍団の中へ入った。




「今日のゲストは笠間 優枝ちゃんでぇーす!!」


 1人の男の人が私の頭に手を置いた。




 そこは蓮の場所だよ…?



「昨日来てくれたユカちゃんよりめちゃレベル上じゃん!!」




 レベル……?


「ままっ…座ってよ」


 肩を押さえられて膝を曲げて座った私。




 帰りたいよぉ…っ



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