完璧男子
 ――――バっシャ――ン!!!!



 頭に激痛が走った。



 息ができない。





 服が重たくて身動きが取れない。





 結構深いんだ…。




 なんでこんな時に私は冷静なの…!?




 疑問に思った…でもすぐに答えが戻ってきた。






 絶対に蓮が助けてくれる…。






 心のどこかでそう思ってたみたい。






 その言葉通りすぐに誰かに抱きあげられた。




「優枝!! 優枝!!」



 今にも泣き出してしまいそうなぼやけた蓮が見える。




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