完璧男子
 その日の夜も勉強もしなければ寝ることもしない。



 ぼおっとしてたら感情なんかどっかに飛んでいった。



 ふらふらと家を出た。




 家を出るときにふと見えた時計はもすうぐ1時を指そうとしていた。




 夜の道は昼とは別物。



 月は満月。



 星は今にも降ってきそう。



 前の私ならキレイって思ったかな…?



 まだ1日しか経ってないのに何年に感じる?




 誰もいない道は自分だけのものに感じる。




 感情のないまま家に戻って時計をじっと見つめる。




 気がつくと2時だった時計は5時になってた。




「今日…テスト…だ」


 …なんとかなるでしょ…。



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