完璧男子
「ホントはさ、ショッピングモールに行ったときデケェペットショップあっただろ? あそこにいれてやろうかと思ったけどな…」



 あ…あそこに!?



「オニィ…悪魔ぁ…」

「いれてねぇだろうが!! なんなら、今から連れて行ってやろうか?」

「いっ、いいです!!」



 ちょっと落ち着いたところで改めて話題を頭にいれる。




 いれてやろうかと思ったけど……なんだろ…?



「いれてやろうかと思ったけど……?」


 蓮に問いかけてみる。



「…泣くだろ?」

「たぶん…」

「優枝が泣いていいのは俺の前だけだし」

「…どういうことかわかんない…」

「優枝が泣いていい場所は俺以外いねぇときな? ってこと…分かる?」


 

 わかんなぁいっ…。



「…もういいし…そのうち分からせてやる」

「ん? …楽しみにしてます…?」

「疑問形かよ」



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