完璧男子
私にとって大きな波乱が解決(?)し、あとは誰が嫌がらせをしてたのか。



 私は別に…気にしなければいいと思ってた。




 だけど…やっぱり気になるものなんだね。





 周りの目を気にしちゃって…自分でも気付かないうちにびくびくしてる。



「優枝っ!!」



 気にし過ぎて蓮に声をかけられてるのにまったく気付かないんだ。



「ホントに大丈夫かよ。」

「あっ…平気」



 咄嗟にこう答えるけど…蓮には分かってるみたい。




「優枝…あのさ…あの…いやがらせの事件は俺が終わらしたから」



 え……?


「俺が片付けといた」

「…そぅ…」



 よく頭に入ってこない。



 何も考えたくない。




 でも、頭に入ってくるのはあの教室での話し。




 思い出したくないのに…。




 …蓮でいっぱいにして…。



 そうすれば…紛らわせる?


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