完璧男子
「何から乗る!?」


 ウキウキしてきたー。



 
「んな、あせんなよ。」

「わかってるよー」



 今日1日はすっごい楽しめそう♪



「まずはー…あれ乗ろッ!?」


 そう言って私が指をさしたのはジェットコースター。



 幼稚園できた時は身長制限で乗れなかったんだ。




「あれか~? 俺、ヤダ」

「そっかぁ…」


 蓮がいやなら無理に乗せる必要なないよね。



「嘘。冗談だよ、いこーぜ」

「ホント!?」



 蓮と遊園地来れただけで嬉しいのに…一緒にジェットコースターまで乗れるなんで♪




 幸せ者だ―。




 そう思って軽い気持ちで乗ったジェットコースターは思いもよらない悪夢になった。




「ぎゃぁぁぁぁああああ!!!!!」



 チーン…だよ。


 あれは遊びで乗るものじゃないっ!!!



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