完璧男子
よかった…全部満点だ。
「優枝なん点?」
「満点―」
「あ、俺もだ」
席に座ると先生が話し始めた。
「いつものことながらこのクラスの平均点は最悪ー。でも、2,3人賢い奴がいるからちょっと上がったぞ」
「えーー、誰? 誰?」
春田さんが大きな声で聞いてる。
「えーとな…笠間と北見とー…橘だな。笠間と北見は満点」
「満点!?」
健斗くんが立ち上がった。
「満点」
先生がもう一度繰り返す。
「ごめんね…私が満点なんて取っちゃって…」
「えっ!? 全然いいよ!! ねぇ、優枝ちゃん。勉強教えてよ」
健斗君が私の近くに寄ってきて目線を私に合わせた。
「私でよかったら…」
「やった♪」
「健斗だけずるいよ!! 私も―」
「俺も―」
「優枝なん点?」
「満点―」
「あ、俺もだ」
席に座ると先生が話し始めた。
「いつものことながらこのクラスの平均点は最悪ー。でも、2,3人賢い奴がいるからちょっと上がったぞ」
「えーー、誰? 誰?」
春田さんが大きな声で聞いてる。
「えーとな…笠間と北見とー…橘だな。笠間と北見は満点」
「満点!?」
健斗くんが立ち上がった。
「満点」
先生がもう一度繰り返す。
「ごめんね…私が満点なんて取っちゃって…」
「えっ!? 全然いいよ!! ねぇ、優枝ちゃん。勉強教えてよ」
健斗君が私の近くに寄ってきて目線を私に合わせた。
「私でよかったら…」
「やった♪」
「健斗だけずるいよ!! 私も―」
「俺も―」