完璧男子
 今日は塚本さんにメイクやってもらったんだ。



 自分ではできるけど…うまくない。





 自分に似合う色がとかわかんない…。




「んーじゃ、はいろっかー」



 春田さんが先頭になって他の人はその後ろに続く。




「雰囲気のいいお店ですねー」

「でっしょー♪ お気に入りなの」


 木野さんが辺りを見渡しながら言う。





 案内されたところに行くと3人の知らない男の人が座ってる。



 個室式になってる……。




 小さい8畳くらいの部屋の中に男の人たちはばらばらに座って喋ってる。




 この人たちと一緒にご飯とか食べるの?



 知らない人だしちょっと怖いな……。




 そんなことを思いながらも春田さんに続く。



「きゃぁー…っ当たりじゃなーい?」


 木野さんがそわそわし始めた。




< 344 / 506 >

この作品をシェア

pagetop