完璧男子
「俺にとって…優枝は必要なんだ。　もちろん命はかける。　んなこと優枝は望んでねぇことだってわかってる…」



「よくわかってるね、蓮」



「そうか?　そこでだ。みんなに友達として頼みがある。　みんなで優枝を守ってくれねぇか?」



　私を守る?



「残念ながらな…優枝に頼みこまれて昨日…バイトも行くことになってんだよ…優枝がな?」





　…蓮に頼んだバイトはその日のうちに蓮が手配をしてくれたんだ。





　可愛い喫茶店。



「バイトしてねぇやつは一緒にそこでバイトしながら優枝を守ってくんねぇ?」


「私…やるっ!!　優枝ちゃんの命は私が守るんだからっ!!!」

「夕菜が行くんなら…俺も行かなきゃあぶねぇな…」




　そう言って立ち上がったのは夕菜ちゃんと歩夢君。



「サンキューな」




　どんどんと立ち上がってくれるクラスのみんな。




　蓮は頭を使ってそれぞれの個性や特技を活かし、役割を決めてくれた。




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