完璧男子
「優枝ちゃん。久しぶりだね」

「うん…」

「もうストーカー大丈夫?」

「…平気だよ。ありがとう」




 そういうと愛斗君はにこっと笑った。




 それから一瞬悩んだ顔した末に1つの話しを始めた。



「実はさ……優枝ちゃんしらないと思うけど…黒田 晶…俺のクラスに来た。転校生として。」


「え…?」



 やっぱり転校してきたんだ。




「あってないでしょ?」

「うん」




 あ……ムリ…。




「あ…愛…斗君…」

「どうした?」

「…薬…頂戴……」




 やっぱりだめだよ……。



「蓮!! 優枝ちゃんがっ…薬!!」

「えっ!?」



 私は壁にもたれかかって薬を待つ。




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